一度収束したように思えた新型コロナの感染リスクも、まだまだはっきりしない状況ではありますが、3月からの自粛期間に「リモートワーク」はある程度広まった印象があります。元々新型コロナの問題がなくとも、「働き方改革」や、「DX」の流れの中でリモートワークなどの働き方やツールは注目され、この事態で数年分が加速されただけであると言う考え方もできます。
事実6月ぐらいに出社が再開した後でも、日程や社員で振り分けるなどしてリモートワークを継続する企業が増えてきていますし、事務所機能を変更して、基本的にリモートで仕事を行い必要に応じて集まるコミュニケーションスペースとする企業なども現れはじめました。
どうやら我々は、本格的に自宅での作業環境を整える時代に入ってきたようです。そこで今回は「今、自宅からのリモート作業行うための必要なツール」についてお話しましょう。
まずzoomです。この取っ付きにくかったコミュニュケーションツールも2ケ月ぐらいの間に相当普及し、すでに「ビデオ会議」の代名詞になり、それまでの「テレカン」という言葉に置き換わった感があります。今から話す内容も「zoom」と言ってますがzoomビデオコミュニケーション社のアプリケーションだけの話だけでなく、他の仕組み(teams,rooms,meetなど)も同じ事です。
Zoomは手元のPCでもスマホやタブレットでも手軽に入れることで利用者を爆発的に増やしましたが、それを真に受けてそのまま会議に参加すると、少し問題があります。手元のPCに最初からついている「マイク」や「カメラ」はぎりぎりの機能しかないので、それを使うと劣化したあなたが会議に参加することになります。
「マイク」
音声については、できるだけ口元に近いタイプのマイク、つまりマイク付きイアホンと使うことで、随分改善できます。この方向で効果的なのはAirpods Proでしょう。https://www.apple.com/jp/airpods-pro/
筆者はほぼ全部のノイズキャンセリングイアホンを使いましたが、現時点ではこれが最高性能だと思います。ノイズキャンセリングモードだと話に集中できますし、外部音取り込みモードだと会話が楽になります。
また、SHUREなどのコンデンサマイクを使うとさらに両音質になります。
たとえば、筆者はこれを使っています。https://www.shure.com/ja-JP/products/microphones/mv51
ここまで行かなくても通常のマイク付きのイアホンを使うだけで、かなり説得力が増しますのでお勧めです。
「カメラ」
カメラについては外部カメラを使うという方法がありますが、今現在でも入手困難なほどPC用外部カメラの高性能なものは手に入りません。が、ほとんどのみなさんはすでに高性能のカメラを手元にお持ちです。それがスマートフォン。iPhone11などは背面のインカメラも1200万画素、iPhoneXでも背面は1200万画素です。Xperiaなど旧機種では2000万画素のものもあります。画素数がすべてではありませんが、PC付属のカメラや安いウェブカメラなどは100万画素、200万画素がほどんとです。
なのでカメラは「スマートフォンを外部カメラとして使う」が一番です。
EpoccamやiVCamなど、が便利なので使ってみてください。
https://www.e2esoft.com/ivcam/
外部カメラに使うにはスタンドが要りますが、アマゾンで1000円台で手に入りますから、環境にあったお好みのものをどうぞ。
このテーマ、かなり情報多いのでしばらく続けますね。お楽しみに。
■執筆者プロフィール
積 高之
京都積事務所 代表 株式会社リリク シニアコンサルタント
経営管理修士(MBA) 上級SNSエキスパート・上級ウェブ解析士・ITコーディネータ
広告・ブランディングの職務を経験後、コンサルタントとして独立。
大手子供服SPA,酒販小売業チェーン、保険代理店などの顧問・コンサルタントを歴任。
現在契約中の顧問先は30社以上。ITだけでなく小売業・広告業の実務経験を通じ、
リアル ビジネスのマーケティングをベースにしたコンサルティングが好評。
関西学院大学大学院経営戦略研究科卒。
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生田勝 (火曜日, 28 7月 2020 00:08)
とても参考になりました。ありがとうございました。
大事なビデオ会議がちゃんと聞こえなかったりで要改善です!